「役務提供の会社はクレジットカード会社の審査が厳しい」
皆さんこういった話を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
物品販売ではなく、サービスを提供すること。
例えば、美容院やクリーニングなど、「サービス」を提供しているお店は、役務提供に該当します。
その中でも、役務提供を一定期間複数回にわたり継続的に行う業種で、回数券など複数回分をまとめて前払いする形とる役務提供に関して、クレジットカード会社の審査が厳しかったり、会社によっては役務提供サービスのクレジットカード決済を禁止している場合があります。
役務提供で審査が厳しいとされる具体的な業種は、
・エステサロン、整体、マッサージ店
・語学教室
・家庭教師
・学習塾
・結婚相手紹介サービス
・パソコン教室
などです。
エステやマッサージ店なら回数券、語学教室なら1ヶ月チケットなど、お店によって複数回継続して来店してもらうサービスや商品を用意しているところは少なくありません。
継続してもらうことによって、効果が出たり、上達したりするので、逆を言えば複数回来てもらわないといけない。
なので、回数券を買えば1回分の料金が安くなったりと、お客さんが買いやすいように工夫されているお店もあると思います。
お客さんにとってもメリットだらけの回数券なのですが、実はほとんどの会社が回数券などの役務提供サービスをクレジットカード決済で販売することを禁止しています。
そんな中、Squareは回数券などの役務提供サービスも、クレジットカード決済が可能!
詳しく解説していきます!
回数券を販売予定のお店の方は必見です!
目次
どうして役務提供サービスのクレジットカード決済がNGな会社が多いのか
役務提供でも、美容院やクリーニングなどは、1回ごとに支払いがあり、その都度サービス提供が完了する形の業種ではあまり問題にはなりません。
(とは言え、役務提供であるだけで審査が厳しくなるクレジットカード会社もあります。)
問題にになるのは一定期間継続的に行うために回数券など複数回分をまとめて前払いする形とる役務提供。
その中でも特に高額な対価を要する役務提供は「特定継続的役務提供」と呼ばれ、下記7つの業種で、且つ、政令で業種ごとに定められた金額や期間を超えるものが「特定継続的役務」となります。
・エステサロン(5万円以上で1ヶ月以上のもの)
・美容医療(5万円以上で1ヶ月以上のもの)
・語学教室(5万円以上で2ヶ月以上のもの)
・家庭教師(5万円以上で2ヶ月以上のもの)
・学習塾(5万円以上で2ヶ月以上のもの)
・結婚相手紹介サービス(5万円以上で2ヶ月以上のもの)
・パソコン教室(5万円以上で2ヶ月以上のもの)
上記のような業種は、性質上受けてみないと効果がわからず目的の達成が確実ではないという特徴があります。
目的の達成が不確実ではあるものの、高額でしかも前払いで複数回にわたる契約を先にしてしまっているため、解約や支払いを巡るトラブルが起こりやすいという側面があるのです。
そういったトラブルから消費者を守るため、上記のような役務ごとに定められた金額や期間が当てはまるものについてはクーリングオフ権や中途解約権などが法令で定められています。
解約による不払いなどのリスクを避けるため、クレジットカード会社は役務提供サービスを行う事業者やお店に対する審査を厳しくしており、特に特定継続的役務への審査は一段と厳しく、使用を認めないクレジットカード会社も少なくないのが現状です。
Squareスクエアは条件クリアすれば役務提供でもクレジットカード決済可能!
代表的なクレジットカード決済サービスの中でも、役務提供の決済を許可しているのがSquareとストアーズ決済(旧:Coiney)です。
ただしストアーズ決済はSquareよりは禁止事項やNG例が多いです。
✔︎ JCB / American Express / Diners Club / Discoverブランドは、サービス内容に関わらず、役務提供を複数回又は継続的に行う取引は禁止。
✔︎ 利用可能なVISA / MASTER / SAISONCARDブランドにおいても、下枠のようにサービス内容ごとに、一定の金額や期間を超えるものについては取引禁止です。
●エステ、痩身マッサージなど
1ヶ月を超えるものはNG
5万円を超えるものはNG
●教室、塾、紹介サービスなど
2ヶ月を超えるものはNG
5万円を超えるものはNG
それと同時に、上記の条件をクリアしたとしても、以下の内容であれば取引禁止です。
✔︎ 1回の取引で複数回サービスが受けられる、または期限内であれば何度でもサービスが受けられると定義された譲渡可能な商材(回数券、回数チケット、入場券など)は取引禁止
✔︎「工事」や「修理・修繕」など完成が伴うもの(リフォームなど)について、サービス完了前の決済は禁止
役務提供の決済を許可しているとはいえ、ストアーズ決済では回数券のクレジットカード決済はできないですし、あまり現実的に利用できる機会は少ないという印象です。
Squareスクエアの役務提供利用条件
Squareも継続的な役務提供をクレジットカード決済する場合には、期間や金額の条件があり、使用できるカードブランドも限られます。
ストアーズ決済では5万円以上は全てNGでしたが、Squareは5万円以上でも期間が短い場合は、カードブランドによっては使用可能なので、クレジットカード決済サービスの会社中でもかなり利用できる幅が大きいのが特徴です。
●役務提供サービスが税込5万円以下 かつ 1年以内
→ VISA / Mastercard® / American Express / JCB / Diners Club / Discover で決済可能
●役務提供サービスが税込5万円以上 かつ 1ヶ月以内
→ VISA / Mastercard® / American Express で決済可能
●役務提供サービスが税込5万円以下 かつ 1年以内
→ VISA / Mastercard® / American Express / JCB / Diners Club / Discover で決済可能
●役務提供サービスが税込5万円以上 かつ 2ヶ月以内
→ VISA / Mastercard® / American Express で決済可能
●役務提供サービスが税込5万円以下 かつ 1年以内
→ VISA / Mastercard® / American Express / JCB / Diners Club / Discover で決済可能
●役務提供サービスが税込5万円以上 かつ 2ヶ月以内
→ VISA / Mastercard® / American Express / JCB / Diners Club / Discover で決済可能
詳しくは Square公式サイト でご確認いただけます。
回数券をクレジットカード決済したいならSquare!
回数券をクレジットカード決済したいならSquareの一択ではないかと思います。
役務提供のクレジットカード決済をNGとしている会社が多いと聞くと、回数券など役務提供の販売自体が何か悪いことをしているかのように錯覚してしまいますが笑、元はと言えば、お客様により良いサービスを提供したくて提供しているというのがほとんどだと思います。
そして、まとめてお支払いしていただくことで、一回の利用料金が抑えられるのもお客様としてはメリットです。
ただ、まとめてお支払いいただくにあたり、高額になってしまうことは確か。そういった時にクレジットカードが利用できれば、お客様の購入のハードルが低くなり、購入していただきやすくなります。
回数券など、役務提供をされるお店さんにはSquareは心強い味方になってくれると思います。
Squareの公式サイトはこちら
