クレジットカード決済につきまとう手数料。致し方ないと思う反面、その分価格に上乗せしてカード決済をしたいと考える方も多いはず。
しかしながら、Square(スクエア)で手数料分を価格に上乗せすることは禁じられています。
詳しく解説していきたいと思います。
目次
クレジットカード決済を選択したお客様へ不利益を与えることは禁止されている
手数料上乗せの禁止に関してはSquare(スクエア)の加盟店に向けた一般利用規約「第1部:本サービスの利用条件」の「12. 適用されるカード取扱規則、カード取扱方法」に書かれています。
以下抜粋した内容です。
加盟店は、有効なカードを提示したカード利用者に対して、商品の販売代金およびサービス提供代金について手数料等を上乗せする等現金客と異なる代金の請求をすること、ならびにカードの円滑な使用を妨げる何らの制限を加えることをしないものとします。また、正当な理由なくして信用販売取引を拒絶し、代金の全額または一部(税金、送料等を含む)について直接現金支払を要求する等、カード利用者の差別的な取扱いは行わないものとします。
Square 一般利用規約
また上記の利用条件には、クレジットカード決済できるにも関わらず代金の一部(もしくは全額)に対して現金支払を要求することも禁止されていることも明記されています。
つまり、クレジットカード決済を選択したお客様へ不利益を与えることは禁止されているということです。
クレジットカード決済の利用最低金額を店側で勝手に設定することも禁止
“クレジットカード決済を選択したお客様へ不利益を与えることは禁止されている”
ということは、たまに街中のお店で見られる「5000円以上からクレジットカードの利用ができます」といったようなクレジットカード決済の利用最低金額を店側が勝手に設定することも禁止です。
こちらに関しても、Square(スクエア)一般利用規約「第1部:本サービスの利用条件」の「12. 適用されるカード取扱規則、カード取扱方法」内に記されています。
適用ある法令等およびカード取扱規則で許可される場合を除き、加盟店は(i)あるブランドのカードの使用が他のブランドのカードよりも不利になるように差別したり、不平等に扱うこと、および(ii)最低金額または最大金額を独自に設定し、有効なカードの使用を拒否することはできません。
Square 一般利用規約
規約違反は利用停止になる可能性
価格に手数料分を上乗せしたり、クレジットカード決済の利用限度額や利用時間帯を設けたりしてお客様の利便性に欠いた行為は全て利用規約違反となります。
利用規約違反が発覚したら、Square(スクエア)でのクレジットカード決済の利用ができなくなる可能性があります。
クレジットカード決済の利用ができなくなることは、客単価が下がったり売上の減少を引き起こす可能性もありますので、規約違反は絶対に行わないように注意しましょう。
Square(スクエア)の規約に則って正しくクレジットカード決済しよう
Square(スクエア)導入をしてクレジットカード決済を選択できる環境を持ったことがお客様の満足度向上に繋がっています。
お客様の選んだ支払い方法を尊重し、共に笑いあえるような環境づくりをするためにも、規約をしっかり守って正しく利用していきましょう。